TAC「4319」
資格の学校TACで働く経理担当の公認会計士が過労死で亡
くなり、労働基準監督署が労災認定をした。
資格取得支援事業大手のTAC(東京)の経理担当で、昨年
3月、急性虚血性心疾患のため35歳で亡くなった男性につい
て、東京労働局中央労働基準監督署が、長時間労働による過
労死として労災認定していたことが、7日明らかになった。
男性は入社直後の2009年11月、公認会計士試験に合格。
正式に会計士となるための実務補習を週1回程度受けながら、
休日出勤や徹夜の仕事をこなし、多い時は月約125時間の
時間外労働を行っていたという。昨年3月、自宅で倒れ死亡。
3月だけで、徹夜も含め12日間連続で勤務していた。
同12月、労災認定された。TACは会計士の実務補習制度
を熟知しているのに十分な配慮もせず、長時間労働を強いた
ことを重く受け止めるべきだという法曹関係者の意見もある。
同社の法務部長は「労災認定は厳粛に受け止めたい。男性が
亡くなった後から、不必要な残業がないかを確認する取り組
みを始めた」と話してはいるが。
死ぬまで残業するとなると、もはやサービス残業ではなく、
「残業奴隷」とも言えるのではないか。他にも、残業が常態
化しているにも拘わらず、残業代を払わなかったり、休暇を
取らせないことが平然と行われている、オーナー会長が財界
団体の役員をしている上場企業、教育関連業種でありながら
株式投資にうつつを抜かしインサイダー取引を指摘されてい
るオーナー系上場企業等があると聞く。自らが「王様」であ
ると勘違いし、従業員を奴隷の様に酷使し、従業員を傅かせ
て権力行使の快感に浸っているのは、もはや犯罪であること
を指摘したい。