「釣魚島は中国領」、中国英字紙が米2紙に全面広告 | Reuters http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE88S00E20120929
ふざけた話だが、ここまで来ると面白い。
中国が何を意図して尖閣問題をここまで政治に使うのか。日本の政治家諸氏も考えなければならない。
発端は東京都知事の石原慎太郎翁が尖閣を購入するとの奇手な考えから始まっている。その答えは石原慎太郎翁のオフィシャルHPにある。以下が抜粋である。
「いずれにせよ、中国があの滑稽な中華思想に乗って覇権主義を遂行していく間は、アメリカはアジアでの信用を維持しようとするなら、そのきっかけが南沙諸島になるか、あるいは西沙諸島になるか、あるいはまた尖閣諸島になるかは知らぬが世界の警察官を自負する限り対中国の踏み絵を踏まざるを得ないだろう。
私が恐れるのは、もし日本が誰よりも相手に悔られ、その矛先が最初に尖閣諸島に向けられ日本がそれに屈した時のことである。他の東アジア諸国の動揺は大きく、アメリカが慌ててそれに対応しようとしてもすでに時遅し、中国のアジアにおける※ヘゲモニーは容易に確立されるに違いない。
そして、それがはたしてこの国にとっていい変化か悪しきものかはわからぬが、それを引き金にして日本は高度な技術を駆使した、少なくとも海と空の防衛に関しては強力な効力を備えた新しい形式の軍事国家に変貌するかも知れない。そしてまたそれが他のアジア諸国に対して与える影響も大きなものになるだろう。 さもなくばこの国は周囲の軽蔑の視線を浴びながら緩慢な亡国への道をたどるだろう。」
まさにこれだと思う。中国は覇権への野心がまる見えなのだ。
翁の意見に私も賛成である。「新しい形式の軍事国家」にならなければ緩慢な亡国になる。
日本は石原慎太郎翁が言うようにどの国に対しても屈してはならないのである。
※ヘゲモニー :特定の人物または集団が長期にわたってほとんど不動とも思われる地位あるいは権力を掌握すること。ようするに覇権ということだ。