(株)USEN 【ヘラクレス:4842】
【損害賠償請求に関する訴訟の東京地裁判決について】
コメント:
「キャンシステム」との訴訟合戦の内容が開示されている。
USENサイドは「違法営業で被った損害の回復」を「有線ラジオ放送業務の運用の規正に関する法律」等に基づき提起、しかし「キャンシステム」サイドが反訴したとある。
裁判所は反訴した「キャンシステム」の言い分を一部認め、USENに対し20億5189万7081円及びこれに対する利息の支払いを命じた。これに対しUSENは控訴するとしている。
この行方次第ではUSENは最大のピンチに陥る。
決算内容は中間、前期赤字。決算期は8月末日。
(株)アドバックス 【マザーズ:4749】
【当社の主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ】
コメント:
「大量保有報告書により、当社主要株主である筆頭株主の異動が判明いたしました。」とある。
筆頭となったのは前3位だった「エヌエスアール株式会社」、化粧品の通信販売とある。株価は現時点で38円。何か思惑があっての株買い足しだろう。前1位だった株主も株を買い足している。
決算状況は前期、2期、3期前赤字。決算期は3月末日。
筆頭株主の異動後に何かあるのが世の常であり、この会社も大赤字を垂れ流していた企業だけに行方を追いたい。現時点のチャートでは出来高も増えていないし、何か情報が漏れてもいなそうなので株価上昇の「IR」はなさそうだ。が、分からない。
(株)ピクセラ 【東証1部:6731】
【平成20年9月期 決算短信発表の延期理由および今後の決算日程に関するお知らせ】
コメント:
本決算の決算発表は50日以内と定められている。四半期決算は45日以内。
決算発表が遅延する企業は危ない。この企業も大赤字である。
決算状況は中間、前期、2期、3期前赤字。決算は9月末日。
(株)イチヤ 【JASDAQ:9968】
【特別損益の発生に関するお知らせ】
コメント:
連続赤字と投資支出で資金は減少の一途。
ペット霊園は12期連続最終赤字、不動産事業不透明、金採掘は鉱脈発見まで時間を要する。何がしたい会社なのか不透明。
決算状況は中間、前期、2期、3期前赤字。決算期は7月末日。
(株)アスコット 【JASDAQ:3264】
【継続企業の前提に関する事項の注記に関するお知らせ】
コメント:
「売却を予定していた販売用不動産の処分が当初計画とおりとならなかった事象が発生し、これに伴う金融機関等からの借換融資が必要な状況となっており、継続企業の前提に重要な疑義が存在しております。」とある。
決算状況は黒字。決算期は9月末日。
黒字なのにと思うだろうが、不動産事業の場合は購入資金を借り入れで補うため、予定通り、販売用不動産が売れなかった場合は借入が焦げる。
転売を繰り返すことが出来れば資金はショートしないが反転、負のスパイラルに突入すると大変な資金難に遭遇する。この不動産不況では売れないのである。
営業CFが‐7,474百万円、財務CF6,109百万円と財務で補っている企業である。早い話が借金まみれ。現金901百円とおぼつか無い。
(株)ブロッコリー 【JASDAQ:2706】
【特別損失の発生に関するお知らせ】
コメント:
マニア向けカードゲーム主力。特損の10百万円と大した金額ではないが、私の感覚では都心部での店舗売りは「マニア」の数からして納得出来るが、今回の特損の理由となったのは「岡山」の店舗閉鎖の資金である。
マニアの数が違うのではと言いたい。
決算状況は中間、前期、3期前赤字。決算期は2月末日。