(株)プロパスト 【JASDAQ:3236】
[継続企業の前提に疑義]
「厳しい事業環境から、当社グループにおいては、分譲マンションプロジェクト資金等の一部について、金融機関に対して完成物件の販売スケジュールに合わせて返済期日を延期するとともに、建設会社等に対して営業債務の返済の繰延べ、更に一部プロジェクトの凍結を行っております。また、未払法人税については分割納付による減少に注力してまいりましたが、平成20年5月期の法人税、法人事業税及び都民税の納付額 5,679百万円のうち当第2四半期連結会計期間末において3,657百万円が未納となっております。当該状況により、当社グループは、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在しております。」
特色: マンションの企画・開発・販売や土地、収益不動産を中心とした資産活性化事業を展開連結事業
【連結事業】不動産開発17(6)、資産活性化83(27)、賃貸他1(44)(2008.5)
マンション開発を主としてる企業だが、やはり不動産業の厳しい現状が浮かび上がっている。
中間、前期、2期、3期前とも黒字だったはずがここへ来て資金ショートというのが実情だろう。
100年に1度の経済危機は麻生総理によれば2011年には復活させるそうだが果たしてそうなるかどうか、また総理も解散で本人ではなくなっているだろうしと言うところか。
未曾有の経済状況を乗り越えるには民間の知力と政府の政策にかかっている。
わが日本国は他国に比べて金融が痛んでいない分、多少なりとも世界に先駆けて経済復活を遂げてほしいと思う。
景気の山は2007年10月をピークに下げへ転じたと発表したが、現段階では暫定的という。案外、景気っていうのは下げに転じて不景気感が出ないと分からないものなんだなと痛感した次第である。いまになって2007年10月が山って言われたら、2008年はなんだったのかと思う。日銀、大丈夫かって言いたくもなる。