特別損失の発生に関するお知らせ
特別損失の発生およびその内容について
(1) 当社が保有する投資有価証券のうち実質価格が著しく下落したものについ  て、平成22年9月期第1四半期末の投資有価証券評価損543百万円を特別損  失として計上いたします。
(2) 当社子会社における休業措置による人件費等70百万円、退職勧奨による特  別退職金45百万円を特別損失として計上いたします。
平成21年9月期 決算短信を見ると当期利益△6,870百万円、1株当たり当期純利益△21,288.47円、自己資本当期純利益率△155.0%
現金及び現金同等物の期末残高4,914百万円
前期、2期前、3期前と連続して赤字。有利子負債、7,423百万円を抱え、今期はどうなるのか。
セグメント:
[スポット事業]営業損失は365百万円
[ファクトリー事業]営業損失399百万円
[テクノロジー事業]営業利益685百万円
[オフィス事業]営業損失44百万円
[その他事業]営業利益63百万円
利益があるのはテクノロジーとその他事業だけであり、ほかは赤字である。
22年9月期からセグメントを変更し短期業務支援事業、営業支援事業、技術者派遣事業、警備・その他事業として当期利益782百万円を見込むとしている。
リスク:
多岐に渡ってリスクは存在するが、この会社にとって一番のリスクは「法的規制の変更」とそれに付属して「社会保険料負担」である。
現在、「短期労働者派遣」「登録型派遣」「製造業派遣」の原則禁止など、労働者派遣法改正の議論があり、方向性が見えない。これらが禁止されると、「中期労働者派遣」に変更せざるを得なくなる。
フルキャストにおいて東京労働局より労働者派遣事業停止命令を受けたことなどが経営に影響し、厳しい経営環境が続いているが、このままの状況だと今期も赤字になりかねない。会社の予想は今期の利益は782百万円の黒字としているが少し過大気味か。よくてプラマイとんとんではなかろうか。