今3月期決算の決算発表予定日を決めていない会社が
1723社中246社(14.28%)となった。
東京証券取引所の上場企業のうち、11年3月期決算の
発表日が決まっていない社は246社と全体の14%を
占め、前年の同時期に比べ3倍に上ることが19日、
東証の集計で分かった。
東日本大震災で生産設備や店舗が被害を受けたりして、
決算の集計に手間取っているためとみられる。発表が
例年より遅れる企業が増えそうで、投資家の判断に支障
が出る恐れが出てきた。東証によると、3月期決算企業
1723社のうち、今月14日現在で発表日の連絡がな
かったのは187社。「発表日は未定」と報告した社は
59社だった。合わせて246社となり、前年同時期の
72社を大きく上回った。
4月中に決算発表するのは314社、5月は1163社
で、それぞれ前年同期を下回った。
東証は、大震災で被災した企業には期末から45日以内
に決算発表を求めるルールを適用せず、発表の延期を
容認している。ただ、大半の企業は45日以内に発表を
終える見通し。