MAGねっと(8073)
5月17日付けで、SFCGグループ、MAGねっとホール
ディングスの新任代表取締役が発表された。大島健伸被告の長男、
嘉仁氏である。父親と同時に逮捕されたが、処分保留のまま釈放
され、1年足らずで、上場企業の代表取締役として返り咲いた訳で
ある。現代表取締役の小森祐作氏は、代表,取締役共退任となった。
●大島嘉仁 略歴
S51/10/23生
H11/04 三井物産㈱入社
H16/08 リーマン・ブラザーズ証券会社入社
H20/02 アジアン・センチュリー・クエストキャピタル入社
H20/08 ㈱Jファクター入社
H20/08 当社執行役員関連事業部長
H20/10 当社代表取締役社長就任
H20/12 ㈱カーチス代表取締役副会長就任
H21/01 ㈱カーチスホールディングス代表取締役社長就任
H21/01 ㈱カーチス代表取締役社長就任
H21/01 Q and Company㈱代表取締役就任
H21/05 ㈱ブルーバード代表取締役(現任)
H22/08 Q and Company㈱代表取締役就任(現任)
H22/08 ㈱QRE代表取締役(現任)
H22/08 ㈱QAM代表取締役(現任)
Q and Companyは、MAGネットの78.12%を
保有する筆頭株主であり、大島一族系企業である。
2010年6月16日、約418億円分の債権を関連会社に流出
させたなどとして、警視庁は、大島健伸氏、大島嘉仁の両容疑者ら
計4人を民事再生法違反(詐欺再生)と会社法の特別背任、電磁的
公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕している。7月7日、
大島健伸氏は、民事再生法違反などの罪で起訴された。同氏は起訴
された内容を否認している。一方、いっしょに逮捕された長男嘉仁
氏ら3人については、「事件への関与の程度が低い」などとして、
処分保留のまま釈放されていた。