当社株式の監理銘柄(確認中)指定見込みに関するお知らせ
監理銘柄だが、これは(審査中)と(確認中)の2通りある。
(審査中)は上場資格の審査を行う場合で、(確認中)は上場基準への数値抵触や法定義務過怠があり、その復帰や実行の経過を確認する場合だ。
今回は(確認中)である。
同社は平成 20 年 4 月1日から平成 24 年 3 月 31 日までを期日とする「合併等による実質的存続性の喪失」に係る猶予期間に入っている。
「合併等による実質的存続性の喪失」とは合併等による非上場会社が上場会社と合併等を行うことによって、新規上場審査を免れて実質的に上場を果たす、いわゆる、裏口上場を防止するための上場廃止基準である。
要約すると同社は猶予期間内に新規上場の審査基準の審査の申請条件を満たしておらず、現時点において申請をしていないという事である。
これから、申請し受理されれば(審査中)に変わる。また猶予期間終了後最初の有価証券報告書提出日から起算して 8 日目の日(休業日は除く)までに審査の申請を行えない場合は整理銘柄になり、終焉となる。
宣言しておくと、終焉になる。
株主はくれぐれも判断を間違わないようにして下さい。要注意であり、手仕舞いをすることを勧める。
企業再生を生業とする会社が再生に陥いり終焉を迎えるという皮肉な結果となった。