ジャスダック上場のシステム開発会社、アクセス(大阪市)が黒字決算を装っていた問題で、同社は開発費の水増しなどで損害を受けたとして、村上次男元社長ら旧経営陣に損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こす方針を固めた。
 関係者によると、アクセスの旧経営陣は2003年3月期から07年3月期までの5年間で売り上げを前倒しで計上したほか、経営不振の取引先からの支払いを滞らせない目的で開発費を水増しして請求するなど、不適切な原価処理を行い、同社に損害を与えたとされる。【日経】

旧経営陣への損害賠償を求めるという事で終わらせてはいけない。
これは事件であり、株主をコケにした悪徳企業なのだから、検挙が望ましい。
いわゆる粉飾決算を続けてきたということなのだからだ。
このごろ、本当にやり放題である。市場の監視者がいないからだ。
昔は、ちょっとでも変な行動を起こそうものなら、プロ株主の攻撃にあい、襟を正すほかなかった事実もあるのだ。
誰も監視せず、放逐された企業は何をやっても監査法人を通過出来れば(出来るようにしておきさえするば)なんでもありだから、当たり前ながらやり放題の蓄財し放題になる。
これでは、本当にラッキー上場した企業群は、中身のない虚業状態のなかで、利益を上げ、株価を維持するには、不正を働くのは当たり前だろう。日常の一こまだ。
虚業の皆様には、「論評社」の糾弾が飛びます。お気をつけあれ。