【キムラタン】「大阪証券取引所への「改善報告書」の提出について」
当社は、平成19 年12 月25 日付「代表取締役の異動について」において不適正な開示を行った件につきまして、平成20 年8 月1 日付で大阪証券取引所より「上場有価証券の発行者の会社情報の適時開示等に関する規則」に基づき、その経緯及び改善措置を記載した「改善報告書」の提出を求められておりましたが、本日別添の通り提出いたしましたので、ご報告いたします。
当社は、この度の事態を真摯に受け止め、改善報告書に記載の改善措置について全社を挙げて実行し、信頼性の向上に努めてまいる所存でございます。

【論評】
内容は代表取締役の異動だが、当初会社側はその理由を「健康上の理由」としていたが、実は「解任」だったことが判明。
解任理由もおよそ上場会社の代表取締役が行う内容ではない。
川床は入社する際、100万株を保有していた。しかし、この株は借りていたものを名義を変えたものだった。しかし、本当の持ち主から返還請求をされ、新たに100万株を取得しようと考え、自身名義の株取得のために会社の金に手をつけたということだ。
その手法はコンサルティング会社に理由もないのにコンサルティング契約を取締役会に諮ることなく契約し、その会社に一括前払い。振り込んだ会社から金員の交付を受けた。自身の為に会社を利用するという最低の行為を行ったのだ。立派な利益相反取引にあたる。
しかし、会社側も判明しているにも関わらず「健康上の理由」と記載したとなれば立派な虚偽記載である。経営陣がコンプライアンスを理解していない証拠である。
今後、どのような事態になるのか監視していきたい。
【ビービーネット】「新株予約権の行使価額の修正に関するお知らせ」
新株予約権の行使価額の修正に関するお知らせ
当社 第11回~第13回新株予約権の行使価額について、下記のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。
1.新株予約権の行使価額の修正
(1)ビービーネット株式会社 第11回~第13回 新株予約権
修正日 平成20年8月15日
新行使価額 228.2円
現行行使価額 367.5円
適用日 平成20年8月18日
2.修正事由
ビービーネット株式会社 第7回乃至第16回新株予約権の発行要項に規定された、行使価額の修正条項の適用によるものであります。

【論評】
下方修正条項付CBなのでもうすぐ終わりを告げると思われる会社だが、管理銘柄の指定が解除されている。結局、再度管理銘柄になることは間違いないと思われる。
ちなみに会社のHPには決算公告が2005/10/27で終わっている事実を株主の皆様はお気づきですか。
【ベンチャー・リンク】「継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ」
平成20年6月中間期においては、営業損失3,026百万円、営業キャッシュ・フローも▲2,921百万円となったことから、継続企業の前提に関する重要な疑義が存在しております。
この主たる要因は、資源価格の高騰等による企業の景況感や業績の悪化など、当社グループの顧客企業を取り巻く経営環境が厳しさを増したことに加え、中小企業の資金調達環境も悪化したことから、当第2四半期に計画していた加盟店募集が計画を大幅に下回ったことによるものであります。
当社グループは、当該状況を解消すべく、今後成長が見込まれる事業分野への経営資源の集中、コスト構造の改善、財務基盤の強化等によって安定した経営基盤の確立に努めてまいります。

【論評】
キャッシュ・フローが▲2,921百万。まさに事業が継続出来るかどうかといったところ。成長が見込まれる事業分野へ経営資源を集中するとあるが、愚の骨頂と断じておこう。原点回帰が最近の主流である。余分なビジネスに投資したことがアダとなり損失を受けた企業がなんと多いことか、しかし立派に本業だけに回帰して立て直すとこに成功した事例は多い。
入りを図って、出るを制す。これが基本なのだ。まずは子会社を整理し、資産があれば売却、増資をするしか方法はない。東証1部の「継続の疑義」はあってはならない。
【パイプドビッツ】「臨時株主総会における株主提案に対する当社の考え方について」
1.提案株主(平成20 年2月29 日現在保有する当社株式の数と持株比率)
キャピタルズワン有限会社(千葉県市川市鬼高2丁目10 番10 号 取締役 東山明弘)
(5,480 株、33.48%)
2.株主提案の概要
(1)議題
剰余金の配当の件
(2)議案の要領
平成20 年8月31 日を基準日として、剰余金を1株あたり900 円にて配当する。
3.当社取締役会の考え方
取締役会と致しましては、株主の皆様に対する利益還元を経営上の最重要課題の一つと位置付けております。
しかしながら、単一のサービスに依存した収益基盤にあり、かつ未だ売上、収益の規模も小さい当社の現状におきましては、人材の確保・育成、拠点設置等に伴う運転資金や設備投資、研究開発投資、その他今後の成長に必要な投資を継続し、また今後の成長のための投資機会に備えるために、内部留保の充実を優先すべきであると考えております。
以上のとおり、取締役会と致しましては、現在配当を実施する時期にはないと考えておりますが、本議案につきましては臨時株主総会における株主の皆様の決議結果に従う所存であります。

【論評】
売上高 854百万円
営業利益 251百万円
経常利益 252百万円
当期利益 147百万円
上が2008年2月期の決算内容である。また上場年月日は2006年12月21日とまだ成長の段階であることは間違いはない。現段階では約2億円づつ売上が上がり、約2千万円利益が伸びている段階。普通なら内部留保だろうと考える。
早く、安定した株主にバックアップをしてもらった方がいいのではないか。筆頭株主がファンドというのはいつまでも安定できないと考える。ロットで売られて変な御仁が持っても危ない。
【カッパ・クリエイト】「主要株主である筆頭株主の異動及び「親会社等」の異動に関するお知らせ」
1.異動が生じた経緯
平成20 年8月15 日に実施いたしました当社自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得において、筆頭株主であった株式会社ゼンショーが保有している当社株式の一部を売却した旨、同社より報告を受けました。これにより、以下のとおり主要株主である筆頭株主の異動及び「親会社等」の異動が生じました。
2.新たに主要株主である筆頭株主に該当することとなるものの概要
(1) 当該株主の名称等
?名称 株式会社ジェム・エンタープライズ
?本店所在地 長野県長野市西和田前田316-1
?代表者 代表取締役社長 徳山 初子
?主な事業内容 不動産管理
(2) 異動前後における当該株主の議決権の数(所有株式数)及び総株主の議決権の数に対する割合
?当該株主の所有議決権数(所有株式数)
異動前 92,000 個(4,600,000 株)
異動後 92,000 個(4,600,000 株)
?議決権総数(発行済株式総数)に対する割合
異動前 19.74 % (19.73 %)
異動後 24.87 % (19.73 %)
?大株主順位
異 動 前 2位
異 動 後 1位
(注)1.自己株式の取得前における、議決権を有しない株式として発行済株式から控除した株式数
(平成20 年8月14 日現在) 20,550 株
2.平成20 年8月14 日現在の発行済株式数 23,311,950 株
3.自己株式の取得により新たに議決権を有しなくなった株式数
4,800,000 株
4.自己株式の取得後における、議決権を有しない株式として発行済株式から控除した株式数
(平成20 年8月15 日現在) 4,820,550 株

【論評】
この第一位となった大株主ジェム・エンタープライズは創業者「徳山淳和氏」の資産管理会社である。この資産形成のプロがカッパの背後にいる。
【アッカ・ネットワークス】「第三者割当による新株式発行に関するイー・アクセスの払込完了のお知らせ」
平成20 年7 月31 日開催の株式会社アッカ・ネットワークス(以下、アッカ・ネットワークスという)取締役会において決議したイー・アクセス株式会社(以下、イー・アクセスという)を割当先とした第三者割当による新株式発行について、本日払込手続きが完了いたしましたので、お知らせいたします。
1.新株式の発行要領
(1)募集株式の種類及び数 普通株式61,790 株
(2)募集株式の払込金額 1株につき金120,000 円
(3) 払込金額の総額 金7,414,800,000 円
(4)増加する資本金の額 金3,707,400,000 円(1株につき金60,000 円)
(5)増加する資本金準備金の額 金3,707,400,000 円
(6)申込期日 平成20 年8 月14 日(木曜日)
(7)払込期日 平成20 年8 月15 日(金曜日)
(8)割当先及び割当株式数 イー・アクセス株式会社 61,790 株
(9)新株券交付日 平成20 年8 月15 日(金曜日)
(10)前記各号については、金融商品取引法による届出の効力発生を条件とする
(割当先の保有方針)
イー・アクセスは、アッカ・ネットワークスを重要な子会社として位置づけ、割り当てられた株式については長期に保有する方針です。
また、イー・アクセスとの間において、発行日から2 年以内に割当新株式の譲渡をする場合には、その旨をアッカ・ネットワークスへ書面にて報告することの確約書を取り交わしています。
※資本異動の詳細は、7 月31 日にてアッカ・ネットワークスより発表した「親会社の異動に関するお知らせ」およびイー・アクセスより発表した「株式会社アッカ・ネットワークスの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」をご参照ください。
2.今回の増資によるアッカ・ネットワークスの発行済株式総数及び資本金の額の推移
増資前発行済株式総数 112,432 株(増資前資本金 12,986,236,764 円)
増資による増加株式数 61,790 株(増加資本金 3,707,400,000 円)
増資後発行済株式総数 174,222 株(増資後資本金 16,693,636,764 円)
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なお、本割当増資によりアッカ・ネットワークスの発行済株式数(期中平均)は113,913 株から137,379株となる一方、当期純利益は1,400 百万円から1,700 百万円に増加する見込みであることから、当期の1株当たり純利益(EPS)は12,290 円から12,375 円に増加する見通しです。

【論評】
イー・アクセスは、アッカ・ネットワークスを重要な子会社として位置づけ、割り当てられた株式については長期に保有するという。
今後を襲うであろう悪環境の中、大が小を飲み込んで生き抜こうとする企業は増えるだろう。特に悪化している大は資金力を背景に同業またはシナジー効果のある赤字転落していない企業を抱き込みたいところ。