ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(株) 【マザーズ:4815】
【第三者割当による新株式の発行に関するお知らせ】
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開示の文中に「資金調達の額、365,000,000 円(差引手取概算額)、割り当て先は
GORGEOUS GRACE INVESTMENT LTD」とある。
決算状況は中間、前期、2期、3期前赤字。決算期は3月末日。
とりあえず、大赤字ゆえこの会社が第三者割当による増資をする理由は、継続企業の前提に関する疑義が存在し、かつ平成21 年3 月期第2四半期報告書の提出を延期せざるを得ないという事態に立ち至り待ったなしの状態だからである。
また文中の「GORGEOUS GRACE INVESTMENT LTD」は管理会社の「JCM SINGAPORE PTE LTD」そのものであり、代表の「土屋太郎」氏が率いてる会社である。
いろいろ投資をしている御仁のようだが胡散臭いにおいがする。ジェイブリッジの子会社の社長だったと思うが、さてこの度の投資の成否はどうなるのだろう。
株価は28日終値2025円と+301円と跳ねている…。
東邦グローバルアソシエイツ(株) 【大証2部:1757】
【平成21年3月期第2四半期報告書提出遅延及び当社株式の監理銘柄(確認中)指定の見込みに関するお知らせ】
コメント:
開示の文中に「当社グループにおける向こう1年間の資金の確保を行うべく、販売用不動産の売却を行いましたが、帳簿価格と売買価格との乖離があり、販売用不動産の評価損を平成21年3月期第2四半期財務諸表に計上することで、四半期レビュー報告書の適正意見を頂くこととなりましたが、連結財務諸表を修正するのに時間を要し、提出期限であります本日の17時15分までに提出することが出来なかったことによるものであります。」とある。
決算状況は中間、前期、2期、3期前赤字。決算期は3月末日。
ご存じ、「千年の杜」が商号変更した会社である。1か月半で20倍まで跳ね上がった株価が今、30円。
ロシアの人工島建設のプロジェクトをぶちまけ、株価を吊り上げた。タネ玉を仕込んでからの暴騰、「久間議員」の政治銘柄ではとのもっぱら噂されている。
しかし、今度ばかりはどうだろう。ファイナンスを駆使しての再生はあり得るのか。
先の仕手戦で儲けた人に再度頼むのはどうだろう。
NISグループ(株) 【東証1部:8571】
【特別損失の発生に関するお知らせ】
コメント:
開示の文中に「当社が保有するデラウェアLLCの持分に関連して特別損失が発生することとなりましたので、お知らせいたします。」
とあり、続いて「当社及びTPGが運営する投資媒体が、それぞれ50%のデラウェアLLCに対する持分を保有することとし、かつ、TPGの保有するデラウェアLLCに対する持分には、「一定の事由」が発生した後、その権利を行使することによりTPGの持分割合を増加させることができる転換権が付与されておりました。そして、先般当社が保有していたデラウェアLLC持分10%の有償消却を実施した結果、現在、TPGが運営する投資媒体が転換権を行使することにより取得することができる持分割合は最大で100%(当社の持分は最小で0%となります)となっております。」とある。
決算状況は決算状況は中間、前期赤字。決算期は3月末日。
なんてアホな事態なのだろうか。長い文なので割愛しているが、結局NISの持分割合は0%だそうだ。呆れた口が塞がらない。そして特損、95億円を計上。
ふざけた話ではないか。経営陣は株主に土下座しろ!
(株)アクセス 【JASDAQ:4700】
【証券取引法違反に係る神戸地方裁判所の判決に関するお知らせ】
コメント:
文中に「平成17 年3月期における虚偽の記載をした有価証券報告書を提出したことに関して、平成20 年6月17 日に神戸地方検察庁より証券取引法(現金融商品取引法)違反の事実で起訴されておりましたが、本日、神戸地方裁判所より判決が言い渡されましたのでお知らせいたします。」とある。
決算状況は黒字。
罰金は500万円(求刑は1000万円)だそうだ。
しかし、ジャスダックも温いよね。普通、虚偽報告は株主を愚弄する行為で即、上場廃止にするべき問題ではないのか。
結びの言葉は「上場廃止となれば社会的影響が大きいこと等の事情が斟酌されております」とある。
ゆるい、ぬるい、見せしめも含めて上場廃止にすればいいのだ! 罰金で済んでたらどの企業も「虚偽報告」するだろう。
(株)リンク・ワン 【マザーズ:2403】
【平成21年2月期半期報告書提出遅延および当社株式の監理銘柄(確認中)への指定の見込みに関するお知らせ】
コメント:
開示の文中に「半期報告書の「継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況」記載の収益計画及び資金計画について見直し作業を進めることとなり、現在検討を行っております。このような理由により、金融商品取引法に定める提出期限(平成20年12月1日)までに半期報告書を提出することが困難な見込みとなりました。」とある。
決算状況は中間、前期、2期前赤字。決算期は2月末日。
資金計画と収益計画が現実から乖離していたと見る。もう、資金は底をつくは、収益の改善策などあろうはずもなく、迷走しているのが目に見えるようだ。
旭ホームズ(株) 【JASDAQ:1913】
「四半期財務諸表に対する結論不表明について」
コメント:
文中に「橋監査法人より結論を表明しない旨を記載した独立監査人の四半期レビュー報告書を本日受領した」とある。
決算状況は中間決算赤字、前期以前不明。
親会社がセボンだったが民事再生となり、販売見込みであった建売住宅の完成在庫は成約に至らず、当第2 四半期累計期間において、43 百万円の債務超過になった。
難しい経営を余儀なくされるとともに、再生へのチャンスは薄いとみる。
(株)GDH 【マザーズ:3755】
【子会社の異動を伴う株式の譲渡及び特別利益ならびに特別損失の発生に関するお知らせ】
コメント:
開示文中に「当社は現在、2期連続の大幅赤字と債務超過による
「継続企業の前提に関する重要な疑義」が生じており、これを解消すべく平成20 年10 月より新経営体制のもと、当社の経営状況悪化の要因分析を進め、グループ企業の再編および事業の再生を図る経営改革に着手しております。」とある。
決算状況は中間、前期、2期前赤字。決算期は3月末日。
さて、子会社を売却したわけだが、これは「連結外し」とみている。赤字の子会社は連結決算の足を引っ張る。
だから大赤字である子会社が存在する場合には不必要であるからしてどこかに売却したい。
しかし、赤字会社を買い取ってくれる奇特な人はいない。
結局は「譲渡」となる。
この場合はGDHキャピタルの取締役、洲脇充央氏が合同会社弥生の代表社員として譲渡先におさまっている。
赤字会社はこれから何処かの黒字会社へ移動させれば税金負担が赤字分減るわけである。黒字会社は税金を払わない分が儲けとなる。
(株)ハルテック 【東証1部:5916】既報
【特別損失の計上に関するお知らせ】
コメント:
談合の賠償金の支払いで特損をだした、というわけである。株主もさぞお怒りのことと思います。
既報の通り「時価総額割れしており、上場廃止基準に触れております。」
高田機工(株) 【東証1部:5923】
「特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ」
コメント:
こちらも談合の賠償金支払いによる特損。話になりません。
決算状況は中間、前期、2期、3期前赤字。決算は3月末日。
しかも3期連続の大赤字。解散価値 49.0億円 → 資産M.S. +62.3%