少額売上高上場企業ランキング
上場企業の売上高ランキングのワースト10を調べてみた。
数字は、売上高、経常利益、当期利益、時価総額(単位は
百万円)の順である。
①6793 山水電気 69 -139 -244 4089
②2160 ジーエヌアイ  81 -439 -471 2963
③7776 セルシード  87 -788 -790 4196
④4566 LTTバイオ 104  13  47 -2122
⑤4751 ナノキャリア  117 -492 -494 1918
⑥8783 グラウンドファイナンシャルアドバイザリー
         142 -220 -175  331
⑦3237 イントランス  143 -398 -420 2208
⑧4575 キャンバス  148 -481  53 2110
⑨2407 Now Loading
170 -186  -92  552
⑩7708 ゲートウェイ 176 -291 -346  637  
②、③、④、⑤、⑧は、バイオ関連企業である。さしあたり、売上高は少ないが、将来の売上高増加を見越して、時価総額は小さくない。
①の山水電気は、株価3円、発行済株式数13億6300万株のゾンビ企業である。そうすると、実質第一位は、⑥のグラウンドファイナンシャルアドバイザリーとなる。「不動産流動化や証券化などに関するファイナンススキームを組成・提案する金融サービス」を提供する企業である。発生史的に、経営破綻した大手不動産関連上場企業と親密であった。
⑦イントランスは、中古ビル再生の不動産関連、⑨Now Loadingは、携帯コンテンツ関連であるが、大株主との訴訟、不祥事が発覚した企業である。⑩のゲートウェイは、元々メーカーであるが、大株主が交代し業容が大きく変わった企業である。
コンビニの平均日販が、50万前後といわれているので、月商1500万弱、年商1億8000万位であるので、それ以下ということである。不祥事等が発覚すれば、株価の下落と信用力の毀損を招き、上場維持のみならず、企業の存続自体が難しくなるのではないか。上記企業のの経営陣は、上場企業としての責務を果たしているのかどうかを厳しく自問し、猛省すべきであると指摘したい。