日本での震災や津波、原発事故を受け、世界のファンドマネジ
ャーが4月上旬時点で日本株に対するエクスポージャーを大幅
に削減したことが米国大手銀行の調査で明らかになった。
ファンドマネジャー282人に行った調査によると、日本株へのポジ
ションは、1カ月前が純ベースで8%の「オーバーウエート」だった
のに対し、今回は同18%の「アンダーウエート」となった。純ベー
スには「中立」は含まれていない。日本に対するエクスポージャー
は昨年11月以来の低水準で、「日本は過去半年の伸びをすべて
失ってしまった」としている。
TOPIX(東証株価指数)の値動きは、東日本大震災が発生した
3月11日以降、約8.4%値下がりしている。