7700万人の個人情報流出が明らかになったソニーコンピュ-ター
エンタテイメント(SCE)による一連の事件はソニーが今後の発表し、
副社長が記者会見で謝罪したことで、一応、終息の気配を見せていた。
しかし、それとは別にソニーの子会社である、エバークエストなどの
人気のオンラインゲームで有名なソニーオンラインエンタテイメント
(SOE)での、2460万人の個人情報が流出したことが明らかに
なった。
ハッカー攻撃の対象になったのはSOEで、同社が1日に
行った内部調査で明らかになったという。盗まれた恐れがあるの
は、利用者の名前や住所、電子メールアドレスのほか、クレジット
カードの情報が12700件。ただし、有効期限内のカード情報
は世界で約900件。また、デビットカードの口座番号約
10700件も盗まれた恐れがあるという。
今後の対応を発表して、記者会見を開いて自体を終息させようとした
ソニーにとって、またもや個人情報流出、しかも、7700万の個人
情報と合わせると軽く1億を超えてしまう。セキュリティの強化、
万全の対策を取ると述べながらも、今回の流出が明らかになった以上、
ソニーへの批判は免れない。
オーストラリアでは、既に不正にカードが使われていた可能性が出て
きた。オーストラリアの公共放送ABCが㈵日までに、同国南部アデ
レードに住むソニーのPS3のユーザーが最近、約2千豪ドル(約18
万円)分のクレジットカードの不正請求を受けていたと報道した。
真相は定かではないが、ソニーは把握していないと述べている。もし、
使われているなら、初の不正カード使用になる。いずれにしても、
ソニー関連の子会社がハッカーたちに狙われている可能性は十分ある。