取締役3 名に対する辞任勧告の決議について、辞任勧告を受けた取締役 北本 幸寛、小澤 政太郎、佐々木 憲一氏。辞任勧告の理由は以下。 
平成20 年2 月25 日付で行われた取締役会における旧代表取締役北本幸寛氏の解任に伴い、取締役北本幸寛氏及び小澤政太郎氏並びに佐々木憲一氏による、当社投資先企業に対する担保設定額以上の融資実行への関与が認められたため、上記3 名の取締役に対し辞任勧告を決議いたしました。なお、取締役3 名の辞任勧告に対する回答につきましては、追ってご報告いたします。となっている。
北本 幸寛は代表取締役から非常勤取締役になったばかりであったが今度は辞任勧告だ。この企業はいったいどうなっているのか。監査法人も三優監査法人から一時、監査法人ウィングパートナーズに監査法人の移動があったばかりだ。
以下が実績である。
連結について
(1)当第3四半期連結会計期間の売上高は、35億77百万円(前年同期比5.6%減)となりました。
具体的な要因と致しましては、当社における不動産の投資回収が結実し、大口販売用不動産の売却収入があったものの、有価証券投資の売上減をカバーするには至らなかったこと。当社のリース事業が軌道にのり、リース売上高が順調に推移したこと。連結子会社において、投資関連コンサルティングの受託が売上高に貢献したことなどが挙げられます。
(2)当第3四半期連結会計期間の営業損益は、25億54百万円の損失(前年同期は97百万円の損失)となりました。これは、保有上場株式2銘柄の著しい株価の下落の影響から、当中間期において、回復する見込みがないと判断せざるをえず、売上原価として営業投資有価証券評価損24億1百万円を計上したためであります。
(3)当第3四半期連結会計期間の経常損益は、29億25百万円の損失(前年同期は1億62百万円の損失)となりました。これは、平成19年4月23日発表の第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行に伴い営業外費用として社債発行費3億24百万円を一括計上したためであります。当社は平成19年5月に、近年、急速な発展を遂げているマカオのリゾート地区開発事業推進のため当該社債を発行し投資資金を調達しており、社債発行費はこれに付随して発生した財務費用であります。
この結果、当第3四半期純損益は30億12百万円の損失(前年同期は1億76百万円の損失)を 計上することとなりましたが、当連結会計年度に向けて、保有株式の売却をはじめとして利益の確保に尽力してまいります。
②単独について
(1) 当第3四半期会計期間の売上高は、27億39百万円(前年同期比4.9%減)となりました。これは、販売用不動産の売却収入とリース事業による売上高が増加したものの、有価証券投資の売上減をカバーするには至らなかったためであります。
(2) 当第3四半期会計期間の営業損失、経常損失及び純損失は、上記の連結決算の差異内容によるものが主な要因です。
となっている。
この企業はまず「営業赤字」、「継続企業の前提に疑義の注記」の最低最悪の企業である。
この一連の代表者移動、監査法人移動、取締役の辞任勧告と通常の上場企業では有り得ないどたばた騒ぎだ。
どのような理由が本当の理由なのであろうか?とあちこちとネットを検索してみました。以下、いろいろと噂されているようです。
【投稿 舞台裏は。 | 2008年2月26日 (火) 12:09】東京アウトローズWEB速報版
昨日行われた取締役会でついに中野取締役が新社長に就任した。
舞台裏はこうだ。
クーデター組は解任された北本、小澤、佐々木、中野の4名だ。中野が五島についていけない、と決断した事案がある。新体制になって早々に担保も取らずに五島が役員を務める支配下の会社に3億弱もの金を送金させられたことである。アイシーエフ関連会社とはいえ、一度は上場企業関係の役員を務めた中野からして見れば、いくら白杉、五島、伊藤らの支配下にあるとはいえ、この事はなかなか決断できなかった。
それに業を煮やした五島が中野に対し、口頭で、さらには直筆の書面で振込みを強要したという。やむを得ず従った中野だったが、その振込みの正当性のなさ、五島の資産私物化のひどさに、ついに中野は反旗を翻した。そして旧経営陣の渡邊が行った北本解任の動議に賛成し、また自らが代表取締役社長に立候補し事態の収拾を行おうとしたわけである。しかしながら、この2ヶ月ほどの経営陣のドタバタ劇はジャスダックから非常に厳しい目で見られている上、昨年末以降の北本らの行いは法的にも非常に問題が多く、監査役会もあきれた目で彼らの子供じみた行動を見ている。
今後の白杉サイドの動きはどうなるか。
現場指揮官であった中野が自らの意思で動き出してしまった以上
他の駒を使うしかないが、北本、小澤、佐々木らは取締役としての実務は一切できないただの票である。
白杉、五島、伊藤らがBluecrestからクオンツに投下した40億を超えるカネの回収策はひとつしかない。彼ら3人で市場と世論を操作し、ジャスダックへ虚偽の報告を続けてクオンツを管理ポスト行きにすることだ。そして安くなった株を買い占めて資産を奪い取るわけだ。元伊藤銀証券で今はエース証券の社長にまでなった伊藤のノウハウが役に立つ。今まで日本の市場を食い物にし続けてきた3人だ。なにも気にすることなくやるだろう。
との書き込みであるが、興味深い。株主の方の立場になって市場の監視を主とする「論評社」は今後もこの会社を監視して行きたい。